このしつけって、本当に良いの?

目からうろこの しつけ Q&A


飼い主さんに良くみられる問題のあるしつけ方を集めました

排泄に関する間違い

  • 失敗を見つけたらすぐに叱って、正しい場所に連れて行って教える
  • 後からみつけたら、鼻を押しつけて間違っていることを教える
  • ケージの中ではできていたので部屋に出すようにしたら、 あちこちで排泄する

アドバイス

失敗を叱ると、「場所が悪い」のではなく、「排泄自体が悪い」ととらえてしまうため、家族に隠れて見つかりにくい場所で排泄するようになります。

また、狭いケージ内から行動範囲を広げるなど環境を変える場合は、そのつど適切にしつけていかなければ「失敗するのが当たり前」なのです

甘咬みに対する間違い

  • 子犬だから仕方ない、又は成犬になれば治ると思い、あまり問題視していない
  • 強く噛んだら「鼻をつかむ」「仰向けにする」などの対応をしている
  • 叱ることで、咬んではいけないことを言いきかせている

アドバイス

この様な対応をすると、結局は犬の相手をしてやっていることになり

犬を喜ばせる(ご褒美をあげている)

かえって激しい遊びを誘発する(逆効果)

人の手を怖がるようになる(新たな問題を起こす)

などといった更に悪い結果を招く可能性があります

逆に何も対処しない場合は、「人の手は咬んで遊ぶもの」という習慣がついてしまい、成長するに伴いますます困った問題へと発展していきます

吠える事への対応の間違い

  • 犬が吠えたら、犬の所へ見に行く、または言葉でなだめる
  • 吠えるとうるさいので、犬の要求するようにしてやる (ケージから出す、食べ物を与える、遊んでやるなど)
  • 吠えてしかると吠え止むが、またすぐに吠え始める

アドバイス

このような対応をした場合、犬が学習することは・・・

吠えれば

出してもらえる

誰かきてくれる

おいしいものをもらえる

相手をしてもらえる

ということです。すると、暇だったり何か要求があるとすぐに吠えるようになり、思い通りにならないと、しつこく吠え続けるようになります

社会化に対する間違い

  • 子犬が苦手なものや怖がるもの(他人、動物、外出、日頃に世話など)も成犬になれば自然に慣れると思っている
  • 子犬は極力外に出さない方が良いと思っている
  • 小型犬はあまり散歩の必要はないと思っている

アドバイス

犬にとって散歩は運動のためだけではなく、多くの刺激に暴露され、これから生きていく上での土台となる貴重な経験を積む非常に大切な学習の場です。

特に生後3ヶ月齢までの社会化期は積極的に多くの経験をさせるべきでしょう。社会化不足は深刻な問題行動を引き起こす大きな要因になるからです。

 

但し、ワクチン接種の終わっていない子犬の場合は、病気も心配です。子犬を安全に社会化させる方法を獣医師とよく相談して行う必要があります

また、生まれつき非常に臆病な子犬や、社会化期を過ぎてしまった場合は、より慎重な対応が必要になりますので、早急にご相談下さい。